[PR]当たる!無料占いで運命鑑定:プロの占い師による本格運命鑑定が無料で


◯ 世界史に見られるランドパワーとシーパワーの戦略VOL6
 江田島孔明
 今回は、ランドパワーが取るべき戦略を見てみる。

△ ランドパワー戦略
 ランドパワーがシーパワーに対抗するには、いかにするべきか。
 まず、ランドパワーはシーパワーと異なり、国境線の防衛に非常にコストがかかる。シーパワーに対抗する前に周辺のランドパワーに対抗せざるを得ない。多正面作戦にならざるをえないのだ。かつ国土面積や人口が多く、内政のコストも高くつく。経済は農業主体であり、国内に資源を有する。

 要するに、中露を典型とする国家だ。彼らは、国境線を隔てて、あるいは国内で異民族と生存競争を繰り返してきたところから、狡猾、残忍、獰猛な精神構造となった。お人好しで平和愛好の日本人とは全く違う荒々しい民族である。良く言えば活力に満ち、上昇志向の強烈な、悪く言えば強引でしかも天才的商才(悪知恵とも言える)に長けた民族である。

 その自己主張の激しさは到底我々が及ぶところではない。絶対に自分の非を認めないで、逆に徹底的に相手を攻撃する。何せ、非はどうであれ、「勝てば官軍」なのである。何千年来、彼等が先祖から受け継いできた生活信条は「騙すヤツより騙される方が悪い」であって、さらに「水に落ちた犬は叩け」なのである。

 思いやりや善意など彼等の価値観にはないし、渡る世間に鬼はいないどころか、鬼ばかりというのが彼等の世界だ。彼等の価値感とは生き抜く上での権謀術数だけだ。歴史始まって以来、権謀術数なしでは生存できなかったのだ。ラテン語のPaxはPeaceの語源であるが、平和という意味ではなく、「強者による弱者併呑により達成された安定」が正しい訳である。

 天然の要塞である島国で、外敵の侵略、支配を受けずに来た日本人には、ランドパワーの精神構造は理解できない。それがために、第二次大戦において、松岡外相が独ソというランドパワーを手玉にとろうとして、逆に裏切られ三国同盟に当初ソ連を入れた4カ国同盟で英米に対抗しようとしたが、独ソ開戦に至った。

 終戦時に日ソ不可侵条約を頼って、ソ連に米英との仲介を頼み、又、裏切られる(1945年8月9日、日ソ不可侵条約を一方的に破って参戦)という愚を犯した。ランドパワーは、純朴な日本人が手玉に取れるほど甘いものではなく、彼らとは接触しないことが最善なのであるが、その教訓を歴史から得ているとは言い難い。

 世の中には、これからは経済中心の時代だとの主張があり、中露とも経済パートナーシップ結ぶべきとの考えがある。しかし、中露は本質的に軍事独裁国家であり、その本性は歴史を通じてなんら変化していない。狡猾、獰猛なランドパワーなのだ。彼らにとって、経済も戦略の道具または、餌だ。かって、共産主義がそうであったように。
 このような視点から、ランドパワーの戦略を理解することは必須と考える。

△ 孫子
 ランドパワーの戦略というのは、シーパワーより歴史が長いだけあって、すでに定型化されている。その核心は「孫子」である。

 以下に謀攻編を見てみる。
1. 孫子曰く、凡そ用兵の法は、国を全するを上となし、国を破るはこれに次ぐ。軍を全うするを上となし、軍を破るはこれに次ぐ。旅を全うするを上となし、旅を破るはこれに次ぐ。卒を全うするを上となし、卒を破るはこれに次ぐ。伍を全うするを上となし、伍を破るはこれに次ぐ。
2.この故に百戦百勝は善の善なるものにあらず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり。
3.故に上兵は謀を伐つ。その次は交を伐つ。その次は兵を伐つ。その下は城を攻む

 これは、ランドパワー戦略の根幹である。つまり、隣接するランドパワー間には友好関係はありえず、国境をはさんで常に臨戦体制だ。であれば、
1.謀をめぐらせ、隣国にシンパ、移民を増やし属国に変える。
2.それが無理なら戦争により併呑する。
 ということだ。ランドパワーの国家目的はこれにつきる。日本人はこれが理解できていない。

△ 共産主義は餌
1.については、共産主義の理想を餌にして、フィルビーや尾崎秀美を使ったやり方だ。
2.については、アフガン侵攻やプラハの春など。1.が失敗したら2.に移行するのだ。

 注意する必要がある。孫子も戒めているように、ランドパワーは1.を上策、2.を下策と考えるのだ。もっといえば、2.にいたった時点で実質的に敗北しているといえる。つまり、ランドパワーはあらゆる手段を用いて1.を徹底することを国家目標とするのだ。

 このような観点から、戦後の冷戦を考察すると、共産主義というものは、ランドパワーのシンパ知識人を生むための餌だったことがわかる。
 戦後、西側諸国の知識人には、この共産主義の理想に浮かされた層が大勢いた。未だに西欧では社民勢力が強いことでもわかる。ランドパワー陣営としては、この層をいかに増やしていくかがポイントであった。

 ここで重要なのは、シーパワー=資本主義国にとって、「戦争はビジネス=植民地主義」という点だ。ランドパワー陣営はこの点をついて、プロパガンダを張り、ランドパワーは正義のための戦争しかしない、弱きを助け強気を挫くということを鉄則にして、上杉謙信のようなイメージをつくることに成功すれば、第三世界のみならず、西側知識人の支持も得られただろう。実際、スターリンは戦後東欧や第三世界を支援して、そのようなイメージを作ろうとし、?国連を使って、植民地主義を糾弾しようとしたりした。

 しかし、そのようなイメージ戦略は彼の後継者フルシチョフによって、徹底的に崩される。靴で机を叩くような奴を国連に送った時点でランドパワーのイメージ戦略は破綻していたのだ。そして東欧諸国に対して戦車を入れた時点で完全に悪役になってしまった。

 冷戦とは、イメージ戦争でもあったのだ。アメリカを中心とした陣営もソ連に劣らず残虐なことをしていたが、そのようなイメージをもたれなかったのはメディアを駆使したイメージ戦略に長けていたからだ。
 コカコーラとジーパンを共産圏の若者が欲しがり、フルシチョフが国連総会で靴を脱いだ時点で孫子謀攻編の勝負はついたのだ。

△ 現在の餌は経済
 90年代はじめのソ連崩壊により、共産主義ではさすがに、シンパを得られなくなったので、次に何を餌にしたかというと、「経済」だ。
 この経済を餌にして西側諸国を取り込み、やがては1.を達成する戦略に切り替えたのが、ケ小平の「改革開放」であり、現在のプーチン政権が行っていることだ。中国が共産党独裁を放棄せず、プーチンが政治的に独裁をしきつつある真の意図はどこにあるのか。

 メディアをはじめとして、国際感覚ゼロの純朴な日本人は、かっては共産主義、今は経済という彼らの蒔いた餌によく食いついている。先方としては、「入れ食い」状態なので笑いがとまらないだろう。

 彼等の真の目的は明確だ。
1.中国は台湾を
2.ロシアはドイツを
 それぞれ、経済を餌にして一本釣りしようとしているのだ。台湾には大陸派が相当数いて、ドイツには旧東独の共産主義者が1000万人いる。それぞれ、ランドパワーに取り込まれる素地は十分ある。

 このような観点から、共同通信の5月31日、6月2日の記事をご覧いただきたい。
『原油埋蔵量は国家機密、資源統制で外資に圧力』
 【モスクワ31日共同】ロシア連邦保安局が、シベリアの原油埋蔵量は「国家機密」であり、外資系企業経営陣の外国人が埋蔵量を知るのは違法だとして、英国とロシアの石油合弁大手TNK−BPから事情を聴いていることが31日、分かった。同社役員のべクセリベルク氏ら複数の幹部が経済紙ベードモスチに語った。プーチン政権は資源の国家統制を重視しており、外資系資源企業への圧力とみられる。同社は英国のBP(ブリティッシュ・ペトロリアム)とロシアのチュメニ石油などの合弁で2003年に設立された。本社職員1400人のうち100人が英国人など外国人。
 これに先立ち、産業・技術省は、同社の主力油田である西シベリアのサモトロル油田の開発に「重大な違反」があるとして、開発権停止の可能性を指摘した。ロシアでは、前社長のホドルコフスキー氏がプーチン大統領と対立して、投獄された石油大手ユコス社が執拗(しつよう)な脱税追及を受けて破産の危機にあり、政権ににらまれた資源大手の受難が続いている。

『独ロが兵器共同開発へ 第三国輸出も視野』
 【モスクワ2日共同】ロシアのイワノフ国防相とドイツのシュトルック国防相は2日、ロシアのサンクトペテルブルクで会談、第三国への輸出も視野に両国が兵器の共同開発に乗り出すことで合意した。ロシアが北大西洋条約機構
(NATO)加盟国と本格的な軍事技術協力に乗り出すのは初めて。旧ソ連時代のような集中投資ができない軍産複合体の生き残り戦略が背景にある。ドイツも対空ミサイルや攻撃ヘリなどでロシアの優れた技術を活用したい考えで、拡大NATOとロシアの信頼醸成措置の側面もある。イワノフ国防相は会談後の共同記者会見で「共同開発は両国の軍の利益となり、第三国にも輸出することで共通の理解がある」と語った。シュトルック国防相は、両国国防省の合同委員会で、近くこの問題を協議する方針を示した。

 おわかりであろうか。かってのラッパロと同様な事態が現出しているのだ。更に、EUはロシアにエネルギーを依存しているという事情も有る。今後の展開を想定するに、EUとロシアの軍事衝突の可能性は低いと思うが、EUには経済、エネルギーの分野で対ロシア依存を強めさせ、アメリカに対する対抗軸をつくりつつ、ドイツを取り込みフランスを押さえEUをロシアKGB帝国の傀儡とすることを狙うだろう。シュレーダーとプーチンは最近仲良しだが、組合活動家上がりと東独駐留KGB将校のどちらが「謀」にかけて上手か、いうまでもない。

 又、中国の温首相は今年5月1日に25カ国体制となった拡大EUに外国首脳として真っ先に駆けつけ、ドイツを皮切りに11日間にわたってベルギー、EU本部、イタリア、英国、アイルランドを歴訪、対中武器禁輸措置の撤廃に向けた協議を加速させている。このままEUが、ロシアや中国と軍事同盟を結ぶような事態になれば、日英米とは死活的対決に入ることになる。

△ トロイの木馬
 ロシアKGB帝国は、ベラルーシ、ウクライナからポーランドへの不法移民を増やし、内側からEU内のロシア化を図る戦術も取るだろう。すなわち、EUはアメリカと縁を切った以上、ロシアの1.戦略に嵌る可能性が非常に高い。スラブ系民族の東欧をEUに加盟させたのは、ロシアがEU内にトロイの木馬をもったことになりかねない。深謀遠慮だ。

 そして、このロシアの本心は、下記共同通信の記事に見られるごとくNATOが弱体化、解体した後、明らかになる。ランドパワーの、歴史を貫く、猛獣(ビヒモス)としての狡猾、残忍、獰猛な本性を忘れてはいけない。

『独駐留、2個師団引き揚げ米軍が大規模再編案策定』
 【ニューヨーク3日共同】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は3日、ドイツ駐留陸軍の2個師団を引き揚げるなどの大規模な再編計画を米国防総省が立案したと報じた。2個師団引き揚げのほか、欧州軍の海軍司令部をロンドンからナポリに移転する。米政府当局者によると、再編に関する決断は1−2カ月以内に下されるとみられるが、基本的な方向性はほぼ決まっており、既にドイツ側にも伝えたという。
 国防総省の政策立案担当者によると、中東や中央アジア地域に部隊を派遣するために最大限の柔軟性を確保するのが再編計画の目的だが、同盟国からは北大西洋条約機構(NATO)内での米国の影響力低下につながるとの見方も出ているという。

 要するに、老子を地でいく戦略である。「奪わんと欲すれば、まず与えよ」
将(まさ)にこれを歙(ちぢ)めんと欲すれば、必ず固(しばら)くこれを張れ。将にこれを弱くせんと欲すれば、必ず固くこれを強くせよ。将にこれを廃せんと欲すれば、必ず固くこれを興(おこ)せ。将にこれを奪わんと欲すれば、必ず固くこれを与えよ。是を微明という。柔弱は剛強に勝つ。魚は淵より脱すべからず、国の利器は以て人に示すべからず。(老子・36章)

 「相手を縮みあがらせようと思えば、まず相手に虚勢を張らせる。弱めようと思うならばまず強くさせる。廃れさせようと思ったらまず盛んにさせておく。奪おうと思うならばまず与える」 以上

<参考資料>
△ グラスノスチ/ペレストロイカ#6のための戦略的欺瞞の脚本
 1981年にソビエトKGB要人アナトーリ・ゴリツィン(AnatoliyGolitsyn)は離反して西側に逃亡した。そして古い嘘に代わる新しい嘘 New Lies for Oldという標題の書物を書いた--これは1984年に出版された(The FatimaCrusaderから入手可能)。その書物の中でゴリツィンは1985年にゴルバチョフが実行し始めたグラスノスチ/ペレストロイカ#6のためのKGBの脚本を展開した。この脚本はグラスノスチ/ペレストロイカの脚本の中でも最も入念な脚本であろう。そしてソビエトを彼らの世界支配の目標へと、世紀の変わり目に、あるいはそれ以前に、連れて行くように計画されていた。
 ソビエト連邦における最近の激動、クーデタと反クーデタ(筆者はそれをでっち上げだと信じている)、KGBの終り、共産党の死、ソビエト帝国の崩壊、等々はグラスノスチ/ペレストロイカ#6のための入念なKGBの脚本のすべての部分--その最善の状態でのソビエトの高等劇--である。ゴルバチョフ、エリツィン、シュワルナゼは皆ソビエト連邦共産党中央委員会とKGBによって雇われたキャスト--俳優たちの一部である。
 ソビエト帝国における最近の展開を分析する前に、1981年にゴリツィンによって書かれ、そして1985年以来ゴルバチョフと彼の仲間の俳優たちによって非常に忠実に履行されたKGBの脚本を論評しておくことは有益であろう。
a) 申し立てられたソビエトの諸々の譲歩
1.東ヨーロッパの「名目的」支配を明け渡す。
2.東ヨーロッパとソビエト連邦における民主主義諸運動を「表面的に」奨励する。
3.鉄のカーテン開放/ベルリンの壁の破壊。
4.東西ドイツの再統一を許す。
5.共産主義は死んだ、冷戦は終わった、そしてソビエト連邦および東欧の共産党は死んだか、あるいは時代遅れのものであるかのいずれかだと宣言する。
ソビエトの人間たちが東ヨーロッパ中で用いてきた欺瞞のパターンそしてその大部分が今日のソビエト連邦で従われているパターンは:
1)古い警備(強硬路線の)共産党員を追放し、改革者と呼ばれるあまりよく知られていない共産党員あるいは共産党協力者を持ち込む(KGBはこれらの追放に責任を持っていた)。
2)その特定の国の共産主義は死ぬはずであると宣言する一方で共産党の名称を変える。
3)実際には秘密共産主義者たちとKGBによって統制されている新しい「民主的な反対派諸組織」を産み出す。
4)実際には共産主義者たちによって操作され統制されているいわゆる「自由選挙」を維持する。
5)実際には秘密工作員を再び移し替え、再任命し、組織を非常に活発にさせるが、しかし異なった形で、そして異なった名称(あるいは諸々の名称)でそうする一方で、秘密警察の終結と解体を告知する。
6)西側における現在の多幸症、混乱そして混沌の時期を利用して西側の中に数万人あるいは数十万人の秘密共産党員を潜入させる。
このパターンは東ヨーロッパにおいては国ごとに少しずつ異なっていた。それはルーマニアとポーランドにおいて最も念入りに従われた。ルーマニアにおいては共産主義者たちは古い共産党を新救国前線(NewSalvationFront)で置き換えた。
 彼らは強硬路線派のチャウセスク(Ceausescu)を年老いたナンバー・スリーの共産主義者(比較的知られていない)イオン・イリエスク(IonIlliescu)と取り替えた。彼らは秘密警察(TheSecuritate)を改名し再び移し替えたが、しかしその5万人の署員の95%を無傷のまま残した。
 ポーランドにおいては、彼らは共産党の名前をポーランド統一労働者党から無害な響きのする社会民主党に変えた。連帯はほぼ間違いなく1980年にソビエトの人間たちによって始められた。--それは100万人の共産党員を抱えている。
 1989年における共産主義者たちとポーランド議会の議員の65%は共産党員である。ポーランド大統領であり連帯の指導者であるレク・ワレサ(LechWalesa)--アメリカにいるポーランド亡命者たちによって1980年以来共産主義協力者であったと広く信じられている--はゴルバチョフとソビエト人たちに対して非常に友好的である。
 5万のソビエト軍隊がポーランドの土地に残っている。(アメリカにいるポーランド亡命者たちはその数は30万人以上であり得ると信じている。)チェコスロヴァキアと東ドイツにおいては秘密警察はソビエトKGBの命令構造の下に移された。そしてそこでこっそりと働き続けている。
 チャモロ(Chamorro)政府が単純にサンディニスタ戦線であるニカラグアにおいてもそのパターンは同じである。共産主義的サンディニスタたちは軍隊、秘密警察そして教育制度を支配し続け、反共産主義的な元コントラの指導者たちを暗殺し続けている。
 ヴィオレッタ・チャモロ(ViolettaChamorro)(彼女自身元サンディニスタ)はそこでは単に名目上の指導者としてのみ機能し続けている--実際的な権力はダニエル・オルテガおよびフンベルト・オルテガ(Daneeland Humberto Ortega)によって指導された共産主義者たたちによって主宰された「非共産主義的、民主的ニカラグア」にある。
 共産主義者たちが彼ら自身の反対を創り出し支配することにおける主人公であるということは注目されるべきである。--それは表に現れ政権を握ることからの反対を排除するためである。
 そのような共産主義者たちが創り出した反対のいくつかの例は、ルーマニアにおける新救国前線とイリエスク、ポーランドにおける連帯とワレサ、ニカラグアにおけるヴィオレッタ・チャモロそしてソビエト連邦におけるボリス・エリツィンとエドゥアルト・シュワルナゼを含んでいる。
1981年にゴリツィンによって記述されたように、グラスノスチ/ペレストロイカ#6のためのソビエトの脚本に戻ると:
b. 西側の(見返りの=quid pro quo)諸々の譲歩
1.アメリカと西側はUSSRの東ヨーロッパ財政的負担を1年間に400億ドルから500億ドル引き受けるであろう。
2.再統一されたドイツは中立国となり、経済的にはソビエト連邦の方へ傾くであろう。
3.アメリカ軍は西ヨーロッパから撤退するであろう。
4.西ヨーロッパは中立へと動き、NATOはつぶれるであろう。
5.アメリカと西側は大規模にソビエト経済を金を出して財政的困難から救い出し、動かなくなったソビエト経済に融資するであろう。
6.西ヨーロッパと東ヨーロッパ(USSRを含む)は一つの経済ブロックに融合するであろう。
7.アメリカと西側は「共産主義後/冷戦後の時期」において大規模に軍備を縮小するであろう。
8.アメリカは世界中の反共産主義諸運動(例えば、コントラ、ムジャヒディン、ウニタ)のための援助を止めるであろう。
9.アメリカ軍は韓国とフィリピンから撤退するであろう。

△ ロシアからの進行中の脅威
 The Fatima Crusader, Special Supplement: Autumn 2002より
http://www.d-b.ne.jp/mikami/ongoing.htm
 ロシアはその共産主義の過去を捨てた、ロシアは今は弱くて穏和である、1989-1991年のペレストロイカ以来ロシアは変化した、そしてもはや脅威ではないと一般に認められている。
 しかしながら、これは以下のニュース・ストーリーが証明しているように、現実ではない。これらの報告は新聞とニュース・メディアが一般に大衆に描いてみせるものとは非常に異なっている状況を紹介している。これらの報告はまたロシアが地の表面から多くの国家が消え去ることの原因となるでしょうというファチマの聖母の警告を確証する。
 われわれが国々の絶滅、おそらくわれわれ自身の国の絶滅という予告された懲罰に近いという証拠として、われわれは以下のニュースの項目を提供する。
CIA長官は大量破壊兵器の主要拡散としてロシアを名指しする
2002年3月19日、中央情報局(Central Intelligence Agency=CIA)のジョージ・テネット(GeorgeTenet)はロシアを大量破壊兵器のための「最先端の工業技術および訓練を求めている拡散諸国家の第一の選択」として選び出した。
テネット氏はロシアの「工業技術」(化学兵器、生物兵器および核兵器のために使われる技術的専門知識)売却が「商業的防衛産業および軍事研究ならびに展開のための基金の主要な出所」であると述べた。
 この報告はストラットフォー・コンサルタンシー(Stratforconsultancy)によって2002年3月21日に広められた。そしてまた3月20日にAgence FrancePresseによって公表された。ストラットフォー報告は「CIA長官はロシアを大量破壊兵器(Weapons of massdestruction=WMD)拡散の重要な出所として名指しした」と述べた。
 報告はこう続けた:「テネットはロシア政府に対する非難をはっきり具体的に挙げるちょうどその手前で止めた。しかし同時に彼はロシア安全保障事業あるいはマフィア・シンジケートにおける詐欺師の要素を非難しなかった。」
ストラットフォーによれば、テネットはプーチンにそっけないメッセージを送った:「合衆国はWMD拡散がロシアの公式政策であると信じている。モスクワの政府はこの政策を直ちに止めなければならない。さもないとその結果に直面する。」
 ロシアがその政策を決して止めなかったということ、またいかなる結果にも直面しなかったということは注目されるべきである。反対に、われわれは現在のところ、プーチンがNATOの中へ歓迎されたということが分かる。そのことはロシアの第一の戦略的目的の達成、すなわち、明らかに彼らが支配しようと意図している集団的安全保障体系の確立への重大な一歩である。(このことについては、この特集号における論考「NATOはロシアを歓迎している」および「NATOの役に立つまぬけども」を見よ。)
 事実、プーチン氏およびロシア政府の、テネット氏および合衆国政府の断言に対する回答はストラットフォーのウェッブサイトwww.STRATFOR.com上に見出される。(この情報サービスはその報告が部分的に「元情報部員たち」によって書かれていると自慢している。しかしそれはその「情報部員たち」がソビエトの情報将校たちであるということを説明していない。このように、われわれは、ストラットフォー報告がソビエト寄りのスタンスを反映しているとしても、驚くべきではないであろう。)
 ストラットフォーによれば、合衆国の立場は以下のように要約される。「アフガニスタンにおける戦争の初期段階の間にロシア生活協同組合に対する合衆国の残りの感謝の念は消え去った。ブッシュ政権は合衆国に対して引き起こされた脅威が非常に大きいので--外交的気むずかしさを含む--いかなる考慮そして他のすべての考慮も二の次にならなければならないと命令している。」
ストラットフォーはこのことは合衆国とロシアとの間の厳しい危機の始まりを表していると解説している。報告は次に、プーチンに対するジョージ・テネットの報道されたそっけないメッセージに対するロシアの公式回答を次にように要約している。「もっと悪い場合には、しかしなお一つのあり得るシナリオであるが、ロシアは合衆国に対する核攻撃を開始することによって応えるであろう。」
 ジョージ・W. ブッシュ大統領はこの可能性を考慮に入れたように見える。なぜなら:
 ソビエトWMD拡散は続いている、そしてまったく刑罰を受けずに加速している。いかなる結果もなかった。
 ブッシュは今やGRU/KGB将校プーチンを「プーチー・プーチー」?、「テロリズムに反対する戦士」?、「私が誠実な対話を持つことができる一人の人間」?そして彼が「善良で信頼の置ける」?者と考えている人間と呼んでいる。
 「NATOはロシアを歓迎している」?という論考において論じられるであろうように、ロシアは自分が支配するであろう一つの集団安全保障体系を確立するその長期戦略の実現において、一つのさらなる大きな飛躍を達成した。
 ロシア大統領ウラディーミル・プーチンは、ブッシュ大統領の「テロに対する戦争」によって脅威を受けていると感じるどの国、あるいはどの集団にもテロのための工業技術を金のため、あるいはさまざまの同盟のために売っている。
 これは、それがファチマの聖母によって警告された絶滅のための完全な定式であるように、言葉に表せないほどに、ぞっとさせることである。(この特別号の中の「これまでよりもっと切迫したファチマ預言」という論考をも見よ。)テロ攻撃およびこれらの大量破壊兵器の使用のために標的とされた国々のリストの高いところに合衆国がある。
 ブッシュ大統領は一度ならず「あなたたちはわれわれの味方であるか、それとも敵であるかのいずれかである」と言った。このテロに対する戦争は多くの場合無名あるいは同定できない者である個人や国家に対するものであるから、そのときどの国が脅威を受けていると感じないであろうか?
 これらの兵器の潜在的使用はわれわれを身震いさせないわけにはゆかない。生物兵器は炭素菌を、あるいはもっと悪いことに、一つの都市全体の上に落とすことができるであろう。化学兵器はエージェント・オレンジ(文字通り人々を焼き殺す化学薬剤)を広範囲の人口の上にまき散らすことができるであろう。おそらく核兵器によって引き起こされる破壊を詳しく述べる必要はない。
 われわれが一つのブリーフケースの内部に入る核兵器があるということを考えるとき、これはより以上に恐ろしいことでさえある。ロシアにおいて「ヘリコプター事故」で最近亡くなったアレキサンダー・レベジ(AlexanderLebed)軍司令官は一度以上、多くのロシアによって製造されたブリーフケース・サイズの核兵器が紛失していると言った。
 過去に、これらの紛失している兵器はロシア政府における欠陥の多い安全確保によっていると信じられていた。またロシアにおけるマフィアのようなならず者の犯罪者たちがこれらの爆弾がロシア内部から盗まれていることに対して責任があったとも言われている。
 ところで、この最近のニュース・リポートのために、われわれはCIAのジョージ・テネットが大量破壊兵器をおそらく、ブッシュ氏が彼の「テロに対する戦争」において戦争を遂行しようと欲しているあのならず者諸国家に供給していることについてロシアを公的に非難したということを知る。
 考える人間は誰もこれが大惨事のための一つのレシピであるということを見ることができる。CIAのジョージ・テネットはこの拡散をやめるよう、あるいは「結果に直面する」ようロシアに警告している。ロシアはもし合衆国が大量破壊兵器を普及することからロシアを止めさせようと試みるならば、ロシアは核兵器をもって合衆国を爆撃するであろうと答えている。
 これは今年、合衆国とロシアとの間で起こった外交的やり取りである。明らかに、ブッシュ氏はロシアからの危険を認めている。彼はロシアからの危険を彼が認めているとあなたたちに言わなかった。しかし彼は明らかに、彼がそれを理解している通りに行動する。
 明らかに、だからこそ、ブッシュ氏は、ロシアが大量破壊兵器を広く利用可能にし、そして配布し続けているのに、何もしなかったのである。なぜなら、ロシアは合衆国を爆撃することによって報復するであろうから。さらに、ブッシュ氏は今やGRU/KGB将校プーチンを「プーチー・プーチー」、「私が誠実な対話をすることができる人間」、「善良で信頼の置ける」者であると彼が呼びかける人間と呼んでいる。

『NATOはロシアを歓迎する』
 NATOの支配的権力であろうとするロシアの決意は、他の情報源の中でも、BBCの「研究課題」テレビ番組によって明らかにされた。1994年11月5日の放送は「争われている国境地帯」という題であった。
 その放送の中で、そつのない放送ジャーナリストアラン・リットゥル(AllanLittle)はウクライナ政府上級官吏のボリス・タラシウク(BorisTarasiuk)に、彼が意図された(ソビエトが計画した)「共通の安全保障体制」の「重力の中心」を認定するかどうか、尋ねた。この対話はこの点に関して非常に啓発的であるので、われわれはそれをここに繰り返す:
 ボリス・タラシウク:われわれは一つの新しいアプローチ、全ヨーロッパ安全保障の一つの新しい概念を設計しなければならない。それは大陸の軍事ブロックへの分割から解放されるであろう。
 アラン・リットゥル:そのような体制における重力の中心はどこにあるだろうか、真の意志決定の権力はどこに存するであろうか?
 ボリス・タラシウク:(カメラに向かって満面の笑みをこらえることができなくて)非常に興味のある質問だ。それは問題だ...ある特別の会議のための主題であるには...そうですね、私はこの問いに対する答を知っているとあなたに言うことができるであろう、しかしそれに答えない方を選ぶことにしよう。
 アラン・リットゥル:何ですか、あなたの...?いいでしょう、それについてのあなたの疑いは何ですか?
 ボリス・タラシウク:(なお不快そうに見える、そして西欧のジャーナリストが急所をつく質問をしたことに驚いて)そうだね、私は答をする時はまで来ていないと思う。
 そのことは、解釈されるならば、意図されたソビエトが支配する集団安全保障の中心的な場所がもちろんモスクワであるとソビエトが要求し続けるための時はまだ来ていないということを意味する。
 NATOへのモスクワの加入を歓迎する新聞の説明とは反対に、NATOは騙され、誘惑されて敵の野営地の中に入ったのである。

『NATOの役に立つまぬけども』
 西側がソビエト戦略の優先事項に屈したというロシア人たち(継続しているソビエト人たち)による明白な断定に耳を貸さず、またレーニンの世界革命の諸目的の、本質はもちろんのこと、その存在に目をつむって、西側の指導者たちは5月28日ローマで、モスクワを、その秘密の戦略的忠誠が東側へ向けてしっかりと提携され続けているいくつかの元ワルシャワ条約諸国によって潜入されてきた、西側軍事同盟の参加国(完全な成員では(まだ)ないけれども)にするNATO-ロシア協議会の形成を準備する正式条約に「心を一つにして」そして従順に調印した。
 文書が調印された後に、プーチン大統領は、レーニンが「私利私欲を持った者」と呼んだ人々に、西側は騙されたということをわざと明らかにした一つの所感を口にした。
 プーチン大統領は新しいNATO-ロシア協議会設立文書に調印した後に何を言わなければならなかったのか?プーチンは言ったのだ:「われわれはわれわれ自身をソビエトの家と呼ぶべきである。」
 このように、プーチンはNATOの役に立つまぬけどもにNATOは敵の野営地に入った、そしてロシアは彼らを支配する、と告げていたのだ。にもかかわらず、それがその細部にわたって記録されないように、NATO事務総長、元共産党員のロード・ロバートソン(LordRobertson)はプーチンの重大な発言を控えめに扱おうと試みた。ロバートソンは言った、「私はそれは一つの冗談であると宣言するであろう。」
 ロード・ロバートソンは、もちろん、単純にプーチンをかばったのである。なぜなら、プーチンの所見には何のおかしいところもなかったからである。そしてロード・ロバートソンがプーチン自身のソビエト体制擁護者であることは疑いない。例えば、1980年代に、ロバートソンは労働党のソビエト政策に対して責任があった。
 そして1986年にCPSU(ソビエト連邦共産党)の第27会党大会に労働党の代表団を派遣した。にもかかわらず、プーチンはそれを明らかにした。そしてそれは冗談ではなかった。ロシアは、実際、NATOの野営地へは入らなかった。そうではなくてむしろ、NATOが誘惑されて、あるいは自ら後退してソビエトの野営地の中へ、あるいはプーチンが言ったように、「ソビエトの家」の中へ入ったのだ。
 ブッシュ氏が、そして西側が、ロシアをNATOの中へ歓迎したことにおいて一つの重大な誤りを犯したということに何らかの疑問があり得ようか?それはロシアにヨーロッパ大陸に対する(そして究極的には世界に対する)一つの集団安全保障体系を確立するというその長期の戦略および目標実現における「前進の大きな飛躍」を達成させることを許すのである。
 この安全保障体系はロシアが支配することを意図したもの、そして明らかに手段を持っているものである。ブッシュ大統領は明らかに、核による絶滅というロシアの脅迫の後に折れて出た。彼は世界にプーチン氏は「テロに反対する戦士」であると告げた--テロリストたちを武装している人、プーチンを。
以上 (江田島孔明、Vol.6完)


(注) 目次の頁へ戻るには、左上の「戻る」を押して(クリックして)下さい。


[PR]≪占い奇跡の恋愛術≫初回無料:幸せな結婚へ導きます。本格結婚鑑定